蘇民将来子孫也とは
しめ縄を探していたら蘇民将来子孫也という言葉に行きあたりました。どういう意味かChatGPTとGeminiに聞いてみました。答えは以下の通り。
ChatGPT
**「蘇民将来子孫也(そみんしょうらい しそんなり)」**とは、
**「私は蘇民将来の子孫です」**という意味の、日本の古い信仰に基づく言葉です。
由来と意味
この言葉は、蘇民将来(そみんしょうらい)伝説に由来します。
- 昔、旅の途中の神様(後に**素戔嗚尊**とされる)が宿を求めた際、
貧しいながらも親切にもてなした人物が 蘇民将来 - 神様はその恩に報い、
「疫病が流行した時、『蘇民将来の子孫』と名乗れば災いから守る」
と教えたとされます
👉 つまり
「蘇民将来子孫也」= 災厄・疫病除けの“通行証”のような言葉
という位置づけです。
どこで使われている?
1. お札・護符
- 「蘇民将来子孫也」と書かれたお札を
玄関・神棚・門口などに貼る - 疫病除け・家内安全の願い
2. 茅の輪くぐり
- 6月末の「夏越の祓」
- 茅の輪に
**「蘇民将来子孫也」**と書かれた札が付くことも
3. 伊勢神宮との関係
- **伊勢神宮**周辺では特に馴染み深い言葉
- 注連縄や護符文化とも深く結びついています
現代的な解釈
現代では「本当に子孫かどうか」ではなく、
- 災いを遠ざけたいという祈り
- 神とのご縁・信仰の意思表示
- 共同体に守られる象徴
として受け継がれています。
ひとことで言うと
「蘇民将来子孫也」=
災厄から身を守るために“私は守られる側です”と名乗る、日本最古級の厄除けフレーズなるほど、厄除けのフレーズなのですね。
Gemini
「蘇民将来子孫也(そみんしょうらいしそんなり)」とは、「私は蘇民将来の子孫です(だから病気や災いから守ってください)」という意味を持つ、日本古来の厄除け・疫病退散の言葉です。
主に家の玄関に飾る「しめ飾り(注連縄)」に付いている木札などに書かれています。
この言葉の背景には、ある有名な伝説があります。
1. 「蘇民将来」の伝説
この言葉の由来は、『備後国風土記』などに記されている神話です。
- 旅人の正体: 昔、スサノオノミコト(または牛頭天王)が旅の途中で宿を探していました。
- 二人の兄弟: 裕福な弟「巨旦将来(こたんしょうらい)」は宿を貸すのを断りましたが、貧しい兄「蘇民将来(そみんしょうらい)」は、貧しいながらも精一杯のおもてなしをして泊めました。
- 約束: その後、スサノオノミコトは正体を明かし、お礼として**「今後、疫病が流行っても『私は蘇民将来の子孫だ』と言って茅の輪(ちのわ)を腰につけていれば、災いから免れることができる」**と約束しました。
- 結果: その後、本当に疫病が流行りましたが、教えを守った蘇民将来の家族だけは助かり、代々繁栄しました。
2. 何のためにあるのか?
この伝説に基づき、玄関に「蘇民将来子孫也(蘇民将来の子孫です)」という札を掲げることで、**「この家はあの親切な蘇民将来の子孫の家だから、疫病や悪い神様は入ってこないでください」という通行手形(パスポート)**のような役割を果たしています。
3. 地域による風習の違い
この風習は日本各地に残っていますが、特に有名な地域があります。
- 伊勢・志摩地方(三重県):
- この地域では、お正月だけでなく一年中、玄関に「蘇民将来子孫也」と書かれた注連縄(しめなわ)を飾る風習があります。
- 京都(祇園祭):
- 八坂神社の祭礼である祇園祭では、「蘇民将来子孫也」と書かれた「厄除け粽(ちまき)」が授与されます。
簡単言えば、**「最強の厄除けのおまじない」**のようなものです。
なるほど、伊勢・志摩地方は厄除けのために一年中注連縄を飾るのですね。
2025.12.23






