昔と比べ台風は増えているか?
今年も台風シーズンが来ました。昔と比べ台風が増えた気がしますが本当でしょうか?日本付近における台風の発生率は近年高くなっていますかそれとも低くなっていますか?とChatGPTに聞いてみました。
答えは以下の通り。
日本付近における「台風の発生率」(頻度)が近年どうなっているのか、というご質問に対しては、以下のように整理できます。
発生頻度(台風の数)について
- 日本の気象庁の2025年版「気候変動概要」資料によると、「台風の発生数および接近数については、長期的に有意な傾向は観測されていない」とされています。ただし「過去40年間では、太平洋側への接近数は増加している」という報告もあります 気象庁データ。
- また、世界全体では気候変動を受け、台風の総数はむしろ減少傾向の可能性があるという研究報告もあります。たとえば炭素ブリーフ誌では「台風の数は温暖化前と比較して13%減少した」とされています Carbon Brief。
- 一方、気候モデルによっては「日本など北西太平洋では頻度に関する結論が分かれる」とされ、明確な傾向は見られないとされています ウィキペディア。 結論としては、
- 頻度自体(発生数)については、近年、明確に増えているという傾向は確認されておらず、変化は明瞭ではない
- ただし通過や接近数については、一部地域では増加傾向が見られる可能性あり
強度や性質の変化(気候変動との関連)
- 台風の強度に関しては、より明確な変化が報告されています。例えば、最近の研究では太平洋沿岸の台風の上陸強度がこの20年ほどで増しているとされています Royal Meteorological Society。
- また、気象学的な観測では「カテゴリー3以上の強い台風の比率が北西太平洋で増加している」、つまり強い台風が増えている兆候もあるという報告があります ウィキペディア+1。
- さらに、2023年までの30年(1987–2016)のデータでは、「カテゴリー4~5(非常に強い台風)の数には統計的に有意な増加傾向は見られない」ものの、台風の発生地点や性質(強度・位置)の分布に変動があることが示されています J-STAGE。
- 急激に勢力を強める「急激強化(rapid intensification)」の頻度は、1980年代以降、特に沿岸域で3倍に増えているという報告もあり、これは非常に注目すべき傾向です ウィキペディア。
- 国際的な報道では「台風や熱帯低気圧は全体としては少なくなっているが、発生したものはより強く、降雨も激しくなっている」との指摘もされています Reuters。
統合まとめ
項目 | 現状および傾向 |
---|---|
発生頻度 | 長期的には明確な増加傾向なし。ただし太平洋側への接近・通過は増加の可能性あり。 |
強度の変化 | 強い台風(特にカテゴリー3以上)が増えている可能性あり。上陸や沿岸強度も増加傾向。 |
急速な勢力強化 | 沿岸域において過去に比べて頻度が増加している(×3)。 |
降水増加・重大化傾向 | 温暖化の影響で、降水量が増大し被害が激しくなる傾向あり。 |
結論:
「日本付近における台風の発生数自体は、近年、増えているとは言えずむしろ変化がはっきりしない一方で、強い台風が増え、急激な勢力強化や激しい降雨が目立つようになっている」というのが現時点での総合的な傾向です。
つまり、台風の「数」は一定でも、「質(強度や急激な強化)」によって災害リスクは高まっている可能性が高い状態です。
なるほど、台風の数は増えていませんが勢力が強まっているため多く感じるのかもしれません。
2025.9.5